この世の構造

ついに、サルの世界も女性の時代に?

大分市と別府市の中間に位置する標高628mの高崎山は、野生のニホンザルを間近に見れる自然動物園。

小学生で初めて行って以来、何度も訪ねているが、先月末、新聞で1953年の開園以来70年近い歴史で初めて雌ザルのボスが誕生したことを知りこの目で見たいと出かけた。

係の人の解説によれば、園にはB群(677頭)とC群(362頭)の二つの群れがあり、「ヤケイ」(9歳-人間で言えば20代後半)と呼ばれる雌ザルが、婦人会長的存在の実の母親とボスであった雄ザルの両者を制して、B群の18代目のトップに立ったという。

ついにサルの世界でも「女性の時代」が訪れたのだろうか?(笑)

動画 「ついにサルも女性の時代に♪」

そう、ヒトの世界では一昨年の2019年、スロバキア、デンマーク、ベルギー、フィンランドと世界各地で女性大統領や首相が相次いで誕生した。

中でも、34歳の若さで就任したフィンランドのサンナ•マリン首相の内閣は閣僚19人中12人が女性で、議員200人のうち女性は94人、しかも連立政権5党のリーダーは全て女性!

一方、日本の政治分野のジェンダー•ギャップ指数は、世界153ヶ国中144位(2020年)。国会議員の女性割合は9.9%、大臣の同割合は10%に過ぎない。

かつて、「反省だけならサルでもできる」というCMがあったが、まさに「ニホン猿に先を越されたニホン人」の方が反省すべき時なのかもしれない•••⁉︎

いやいや、それはちと違う!

紛争変容平和構築学徒のフローエピキュリアンとしては、ニホンザルよりも不思議な類人猿「ボノボ」にこそヒントが隠されているかもといいたい♬
ボノボについての論考はまたいつか😎