この世の構造

コロナ禍そして豪雨水害の根っこを観る

昨日放送されたNHKの旅番組「小さな旅」のロケ地は我が小国町が誇る名湯•杖立温泉。

高画質4Kのカメラは友人•知人の表情や立ち上がる湯煙さえも鮮明に映し出す。

昼は温泉の配管を修理する配管工、夜は男芸者の二足の草鞋を履く芦塚勲さん。奥さんの実家はTAO塾の真正面。私の同級生のお母さんである河津せい子さんが杖立の歴史を語り、豪雨災害で被災した米屋別荘のオーナーシェフ•河津順也さんが老舗旅館再建へ奮闘される姿が映し出された。

放送後、母を連れて米屋別荘へ朝風呂に行く。リニューアルされた美しい露天風呂に浸かるとあの時の光景が走馬灯のように思い出される。

昨年7月の豪雨水害で地元小国町の杖立温泉、南小国町の白川温泉ほか沢山の地区が大きな被害を受けた。TAO塾は、仲間達と災害ボランティアの自主プロジェクト「つなGO!小国GO」を立ち上げ、行政のニッチを埋めるべく社協や杖立サテライト等と連絡を取り合い自分達で「でくるしこ(熊本弁で出来るだけ)」の支援活動を行なった。

被災地が必要とする物資をヒアリングし、全国の知人・友人に呼びかけ、支援物資がダブらないシステムや地元にお金が落ちる工夫を心がけ、支援物資を適宜届けたり、旅館の露天風呂やビニールハウスの中の土砂の掻き出し作業や、食糧補給、炊き出しなどを行った。沢山の方々からのご支援に心から感謝。

商工会青年部や小国のジャンヌ•ダルク達の動きは素晴らしく、若き町議会議員さん達、地元の銀行や病院スタッフの皆さん達、アーチスト達の連携も有難かった。防災士、NPO、子ども食堂、支援基金等をしている友人達や都知事選直後の小野泰輔元熊本県副知事も駆けつけてくれた。また東京でヘアメイクとして活躍する幼馴染の高野孝喜君は歌手の大黒磨喜さんと一緒に町民を元気付ける応援メッセージを贈ってくれた。お陰で、町は復旧から復興へ一歩一歩進んで行くことができた。

しかしながら、今回の水害で思ったことは、異常気象とコロナ禍の問題の根っこに同じものを感じることだ。

菌やウイルスは果たして敵なのか?
豪雨水害は果たして天災なのか?

西洋的な「人間は自然をコントロールできる」という自然観でなく、本来日本に綿々と受け継がれている「人間は自然の一部である」という自然観を取り戻したい。自然との共生、自然への畏怖と感謝が今、問われているのではないか。

TPPを背景とした水道法、種苗法などの売国的愚行、ゲノム編集、遺伝子ワクチン等の危険性の精査にはもっと慎重に向き合い、自然と人為の調和を謙虚に再考していくことだと思う。

TAO 塾の取り組む東洋医哲や紛争変容平和構築学の実践では、病気や紛争は「気づき」のために送られるメッセージととらえる。

モノの見方・考え方を変えてみると世界の観え方が変わ ってくる。私たちの固定されたマインドセットの転換が、一見強固に見える社会システムの転換の礎なのだと思う。

そこを見据え、身の丈に応じたこれらのボランタリー(自発的自由意志)な活動を T(楽しく)A(明るく)O(面白く)継続していきたいと思う。

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