サステナビリティ

七不思議?ナナフシ擬!

木の枝に似せた姿(擬態)になって身を守るナナフシがTAO retreatに久しぶり遊びに来た😊

三年番茶を飲みながら、しばし観察。

「七節」と言っても正確に7つの体節を持っているわけではない。

動きはとろく、カマキリのような武器も持たず、じっと《擬態》して身を隠すか、死んだふり《擬死》して身をひれ伏すか。

一見華奢な身体だが、自分の体重のなんと40倍の重さのものを運ぶことができるというから驚きだ!

ロボット工学の制御情報システムの研究をしている次男の世界では、産業用ロボットを改良するために、ドイツのミュンヘン大学などてナナフシモデルと呼ばれる6脚ロボットが開発されているという。

世界には3000種近くのナナフシが存在しているが、メスだけで子をつくる単為生殖のナナフシもいたりする一方、成虫になってから死ぬまでずっと交尾し続けるナナフシや、枯れ枝とまで交尾するナナフシがいたりして、その生命力たるや計り知れない?!

また、これまで鳥に食べられてしまった昆虫は子孫もろとも生存の機会を失うという考え方が常識だったものが、最近では「ナナフシが鳥に食べられた場合、植物の種子と同じように、ナナフシ体内の卵が消化されずに排泄され、それがふ化して分布拡大に寄与しているのではないか」という研究が神戸大学などでされていると聞く。いやはや、「ナナフシや 目からウロコの 七不思議」ペンペン!と思わず七五調ライムをかましたくなる♬

昆虫も植物と同じように、生き残り戦術として鳥を「乗り物」として利用しているとは”しぶとい”までのバイタリティ!

サバイバルが問われる時代、“より速く、より高く、より強く”のオリンピックとは真逆のナマケモノ、カメ、カタツムリ、そしてナナフシなど超スローな動物の生態にこそ、学ぶところが多いのかも知れない。

#ナナフシ #七不思議 #スロー #擬態