人生論

子どもがハジける瞬間

昨日は、午前中、福岡で講演後、午後は小国郷オンライン住民フォーラムにZoomウェビナー参加、そして東峰村の岩屋キャンプ場の運営をしている尊敬する大学の先輩と久しぶりの再会。それから熊本市へ次男を迎えに行って深夜帰宅という少々ハードな1日となった。

久しぶりの250km運転のロングドライブに、熊本市から阿蘇小国の自宅への帰り道は次男に運転してもらって帰った。昨日、高専の卒業研究発表を終わったということで、今日は母と一緒にささやかな祝宴をする予定。

高専の学園祭では女装パフォーマンスをやったり、科学の祭典で自作ロボットの発表をしたり、自転車で大阪や東京まで行ったり、海外インターンでは英語スピーチに挑戦したりとプレゼン能力を発揮しているが、そんなキャラになるとは、彼が小さい頃は夢にも思わなかった。

ひょうきんキャラで人前で、友達も沢山いて、漫才・手品・歌など披露する長男とは正反対で、無口でとても人見知りする性格だった。

しかし、そんな彼が小学校2年生の時、ある男のTAO来塾がきっかけで大変身する事件が発生した。

その男は突然TAO塾にやってきた。

「オーストラリアのデジャーデンゆかりさんからTAO塾の波多野さんのところに行くといいと言われたので来ました。ここで、僕のギターのライブやっていいっすか?」

ハプニングはハッピーの種と思っている私。TAO塾にはこんな感じで来る青年は多い。しかも、親友のパーマカルチャリスト・デジャーデンゆかりの紹介とあっては無碍には断れない。初めて会ったにも関わらず、中学生の塾の後に彼のミニライブをすることになった。ゆかりさんと家族ぐるみで付き合っていたこともあり、うちの長男と次男も呼んできた。

「ボクの名前はコリー。今から僕が作った曲を歌うよ!よろしくね!」

どんな音楽かな?どんな演奏が聞けるかな?と生徒達と楽しみにしていたのだが、始まってみるとギターも歌もお世辞にも上手いとは言えない・・・というか正直ヘタクソ極まりないレベル。「よくも、ライブやらせてくれなんて言えたなぁ〜」

20分もすると、さすがに生徒達がアクビをし始めたので、じゃそのくらいにしようと声かけようかと思っているところに、彼が

「じゃー第2部はエアーギターやるよ!イエー♫先ずはボクがやるからね〜」

とか叫んで突然やり始め一同目が点。

ところが、エアギターの方はめちゃくちゃイケていて、それまで沈んでいた空気が一転し、大いに盛り上がった。

「じゃ〜次は皆んなの番だよ!誰かやりたい人いる?」

と彼が聞くと、すぐに長男が手をあげて、見様見真似でエアーギターをやった。生徒達は長男のひょうきんぶりに大拍手。長男はいつもそんな感じだったので私はさして驚かなかったのだが、次の瞬間、私は心の底からビックリした!

「じゃ、次にやりたい人は?」

と彼が聞くと大人しい、人見知りの次男が「はい!」と大きな声で手をあげて立候補をしたのだ。

そして、コリーと長男を真似る以上に、目に見えぬギターを頭から、背中から回し、ジャンプまでしてやる弾けるようなパフォーマンス・・・会場は大爆笑と拍手喝采の嵐!!私は感動のあまりしばらく言葉を失っていた。

その後、他の生徒達も挑戦して楽しい時間を過ごしたのだが、なんといっても、次男の「ハジケた瞬間」が私にも、長男にも、そして他の生徒にも強烈な印象を与えてその後も語り草になる伝説の夜となった。

その夜、彼と飲みながら、

「いや〜驚いたよ〜コリー!大人しい次男がこんなに爆発するなんて思いもしなかった。自分の子どもが心の殻を破る瞬間に遭遇できる親なんて滅多にいないよ。ありがとう!」

「そっすか、それは嬉しっす。なんかお役に立てたようで・・・」

コリー!今もTAO塾で語り継がれる伝説の男「どアホのコリー」

本名・錦織克敏君!忘れもしない。次男をハジケさせた大恩人。

いつかまた、再会し、乾杯したいものだ!

今ではリアルギターを掻き鳴らすようになった次男を見てきっと驚くことだろう♫

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