TAO的パラドックス思考

小宇宙”小国”への期待と23年前の新聞記事

旧西里小学校の再生プロジェクトのミーティングに呼ばれる。プロジェクトリーダーも役場政策課の担当もTAO塾の卒業生ということで、2人の活躍ぶりを垣間見れて実に嬉しい時間だった。教育にかかわる者として味わう究極の醍醐味を頂く!

彼らがしてくれたTAO塾時代の想い出話の一つに、私が様々な世界地図を教材に多角的な見方を育む「複眼思考」の話をしたエピソードを覚えてくれていたのが特に嬉しかった。

この世界地図の話は、東洋医学の経絡図と、西洋医学の解剖図との比較と共に、今でも大学での授業や講演などでも複眼思考の教材として活用しているものだが、かつて西日本新聞の一面時事コラム「春秋」欄に記事として紹介されたこともあった。

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熊本県小国町にあるTAO塾には四種類の世界地図が張られている。一つは日本が真ん中にある普通の地図だ。二つ目は北米大陸が中心で日本は左端に押しやられている。三つ目はヨーロッパ中心の英国の地図。子供達に最も人気があるのは四つ目のさかさま地図だ。南半球のオーストラリアが中心だから、南極が上、北極が下。日本も九州が上で、北海道が下になっている。塾長の波多野毅さん(37歳)は小国生まれだが、熊本、東京、アメリカ、ヨーロッパと転々として、帰郷した。小国の子ども達に「自国中心ではないグローバルな世界観」を身につけてほしい。四種類の地図はそのための入り口である•••後略
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今や、四種類から数十種類に増えているTAO塾の世界地図だが、中でも私が大好きな地図こそが、旧西里小学校のジオデシックドームを発案した天才数学者のバックミンスター•フラー博士の「ダイマクション地図」である。

2人の卒業生には、是非とも、この小学校跡地をフラードームに相応しい「いのち」の根本である「食」にまつわる「生命観」とともに、「世界観」「宇宙観」を育む教育の場に育てていってもらいたい。

I believe you can do it because you are you!

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