TAO的パラドックス思考

我が恩師の”聴く”力

大学二年の頃、渡部昇一の本の影響で、自分にも人生の師匠と思えるようなメンターがいればなぁと思ったことがあった。

「人は何を求めて生きていくのか?人はどこから来てどこに行くのか?そもそも人間とは何か?」

自分の人生の指針となる確固とした思想哲学を求めていたのかも知れない。

しかし、何か特定の宗教に入るとかはしたくない、だからといって大学院などで哲学・心理学を追及するというキャラでもない。自分は実践的社会学を通じて学んでいきたいタイプ。

ある時、自分の人生の師匠だったらこんな人がいいなぁと勝手に夢想した。

どこかの宗教のグルでもなく、偉い大学の先生でもなく、有名な哲学者でもなく、本を沢山書いているだとか、講演を沢山しているとかでもなく•••

和光同塵~市井に溶け込み普通の人で普通の生活をしていながらも、時にお茶を飲んでいる時など、何気ない時にさりげなく広く深い思想を感じさせる言動をするような人•••そんな人を思い描いた。

その数年後、ふとしたきっかけで、そんなメンターに出会えた!

まさに、師匠は弟子の準備ができたときに現れる!

それが堀田さんだった。堀田さんは、先生と呼ばせなかった。「教育」などと言うが、本来、人は「教え育てる」ことなどということはできない、人は自ら「学び育つ」ものだと「学育塾」という私塾をしていた。

いついかなるときも利他的に動く人であったが、それは決して世のため人のためなどと、声高に叫ぶものではなく自分の道楽に過ぎないと言い切る人であった。

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