TAO的パラドックス思考

手を使った自主学習と人との協働学習

夕方、地元小国町の町営の塾”地域未来塾”に、先週、今週と地元の高校生数名にサポーターとして入ってもらった。

中学生対象の数学ドリルだが、補助する側の高校生にとっても、自分自身の理解を深める効果がある。

自分では何となくわかっているつもりでいることも、人に説明するとなるとプロセスや原理をキチンと把握していなくてはいけなく、時々詰まってしまうことで自分の習熟度を自ずと再認識できる。

夜の支援学校生徒への「プラトン立体のワークショップ授業」では今回フリーハンドでの「正多面体の見取り図」の書き方というのをやったが、私自身が正二十面体の手順に、あやふやになっている部分があることに気づいた。

繰り返し、繰り返し、自分の「手で」試行錯誤しながら学んでいくことと共に、繰り返し、繰り返し、他者との「やりとり」の中で確信を強めていくことの両面が人間には必要なのだろう。

歴史学者ハラリの名著「サピエンス全史」で、知力•体力共により優れていたネアンデルタール人の方が何故先に滅びたのかの議論で、ホモサピエンスの「虚構」の共有と「弱さゆえの協力関係」が指摘されていたが、「想像=創造」「共生=共育」の観点で教育への大きな示唆を感じる。

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