TAO的パラドックス思考

揺らぎの奥にある揺るがなき熱きもの

昨日、教え子が突然TAO塾の玄関に現れた。
いつもと変わらぬ笑顔で近況報告をしてくれる。

しかし、いつもと違うかすかな緊張感が漂っている。

ひとしきり周辺話をした後、おもむろにつぶやく。

「今日は、ひとつ先生に相談があって…」

やっぱり•••相談事•••

しかし、これまでの卒業生たちがそうだったように、
彼もまた、自身の中に既に「答え」を持っている気がした。
彼らは、ほんの数cm背中を押してもらうために来る。

そっと、彼らの心の中の真ん中に意識を向けてみる。

揺らぎの中にも揺るがなき熱きものが確かに存在している。

曖昧な不安が心を揺らしても、必要なのは数cmの勇気だけ。
アドバイスも必要ない。自然に委ね臨界点を待てばよい。

思い通りにいかないこともあるだろう。
しかし、心の底から願っているものは、時間をかけてでも、姿•形を変えてでも、いつか叶う。
いや実は時々刻々、心を映す鏡のように具現化している。
この世は内的宇宙の投射の世界。

学生時代から変わらぬ明るく朗らかな彼。そこには銭金は勿論、歪んだ劣等感、巧妙心、イデオロギーは存在しない。

能力やスキルや小賢しい知識は大した問題ではない。
いつも、君は君のままで百点満点!

自覚ある意識の奥にある潜在意識は知っている。

それは現象を引き寄せ、現実を作り出していくことだろう。

失うものは何もない。未来は手の中!
今こそ、独立した自由人として、
野生なる知と、草の根の力を発揮するがいい。

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