TAO的パラドックス思考

次男の誕生日〜複眼思考で観てみる子育てと戦争

今日12月7日は次男・遊然(ゆうぜん)の誕生日。

明日12月8日は、釈迦が悟りの開いた日、ジョンレノンが撃たれた日、そして真珠湾攻撃の日として知られているが・・・現地ハワイでは今日、12月7日が「リメンバー・パールハーバー」の日。

日本人にとって、アメリカによる広島・長崎への原爆投下が、75年の時を経ても許せない思いを持つと同様、アメリカ人にとっては日本による真珠湾への奇襲が忘れられない怒りと悲しみになっている。ルーズベルトにより仕組まれたという説はあるものの。

今も尚、アメリカは広島・長崎について、日本は真珠湾についての公式謝罪をしていない中、3日前、NHKスペシャル「パールハーバー~日米の運命を決めた日~」という番組を観た。

今から30年前、そして日米開戦から50年後になる1991年にNHKとアメリカABCが共同制作したドキュメンタリー。

日本あるいはアメリカの一方的な検証・解釈でなく、日米双方から複眼的視点で作られた秀逸な作品だった。複眼思考こそが、対立を超える弁証法的試みだ。

今年もまた次男の誕生日に、子育ての複眼思考、ジョン•レノン、谷川俊太郎、美智子上皇后までが愛読が愛したレバノンの詩人ハリール•ジブラーンの本の一節を読むことにしよう。

「子供について」

あなたの子供は、あなたの子供ではない。
彼らは、人生そのものの息子であり、娘である。
彼らはあなたを通じてくるが、あなたからくるものではない。
彼らはあなたと共にいるが、あなたには屈しない。
あなたは彼らに愛情を与えていいが、あなたの考えを与えてはいけない。
何故なら、彼らは彼ら自身の考えを持っているからだ。
あなたは彼らのからだを家に入れてもいいが、彼らの心をあなたの家に入れてはいけない。
何故なら、彼らの心はあなたが夢の中で訪ねてみることもできないあしたの家に住んでいるからだ。
あなたは彼らのようになろうとしてもいいが、彼らをあなたのようにしようとしてはいけない。
何故なら、人生は後戻りもしなければ、昨日と共にためらいもしないからだ。 (ハリール・ジブラーン)

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