コミュニティ

甘酸っぱい初恋、ほろ苦い失恋•••音と香の交錯

幼稚園時代の先生宅で、味噌用の”麹”作りとキャンプ場”工事”のWコージ見学。設計を手掛ける明朗な娘さんと昨年谷口貴久講演会スタッフを一緒にした青年ともしばし歓談。

工事現場で幼馴染の同級生親子遭遇。息子君とはTAO塾に通っていた中学卒業以来の嬉しい再会。「最近、一級電気工事士取りました!今人生で一番勉強しています。」と力強く語る姿に感動。親父の方に「息子と一緒に仕事なんて最高やね」というと満更でもない表情。

その後、子ども食堂でお世話になっている方のお見舞い。やはり私の幼馴染の同級生になる娘さんが、ちょうど大分から帰省していてしばし歓談。「歌は世につれ世は歌につれ」と言うが、小学校の頃、この家で誕生パーティーをした時に聞いたYesterday once moreのレコードの思い出が甦る。

従兄弟が経営するカメラ屋さんで「小国中学50周年記念アルバム」を捲る。昨年、小国郷初のオリンピアンになったTAO塾の卒業生が法衣を纏い少林拳をしている勇姿も掲載。小学校の頃はまさか将来陸上ホッケーの五輪選手になるとは夢にも思っていなかった事だろう。

再会した同級生達の顔写真、そして校舎の写真も懐かしい。小学校も中学校も、私達が在学した70年代に木造校舎から鉄筋コンクリートの校舎へと変わった。

しかし、青少年期の郷愁を感じるのは、床板に引いたタール臭漂う旧校舎の方。

“におい”(臭い•匂い)によって、その時の記憶や感情が蘇る事を「プルースト効果」と呼ぶが、フランスの作家•マルセル・プルーストが書いた「失われた時を求めて」で、芳しいマドレーヌをきっかけに、幼少期の家族の思い出を回想したことが語源らしい。

昨日、ビートルズのロックンロールと部活の汗の臭いばかりでなく、甘酸っぱい初恋やほろ苦い失恋の思い出までが追想されたのは、きっと麗しいカーペンターズの歌声とメロディ、そしてコールタールの苦味臭のせいだったに違いない。

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