人生論

生徒の告白と最後の授業

昨年11月、町の教育委員会から依頼のあった町営の塾•小国町地域未来塾。放課後、小国町役場の隣にある「おぐに町民センター」で毎週2回授業を担当させてもらったが昨日が今季最後の授業。

コロナ禍で、TAO塾の子ども対象のマンツーマン学習指導も、大人対象の健康講座もほとんど全部Zoomを使ったオンライン授業に切り替わったが、ここでは直接顔をあわせてやりとりする授業だった。

毎回、教科学習とともに、自己実現のためのコーチングメソッドを導入して、彼らのモチベーションを引き出す時間を創っていった。

昨日は、最後の授業ということで、スティーブ・ジョブズが手がけたアップル社の「Think different」のテレビCMを素材に話をした。

白黒のフィルム映像で構成されたわずか1分のCMに20世紀に活躍した象徴的な人達が登場する。

●アインシュタイン
●ボブ・ディラン
●キング牧師
●ジョン・レノン
●バックミンスター・フラー
●エジソン
●モハメド・アリ
●ガンジー
●ヒッチコック
●ライト兄弟
●ピカソ e.t.c.

彼らは変人と呼ばれたが、単なる「変わり者」ではなく世界を「変える者」だった。

実は、昨日は小国町地域未来塾に通う生徒が、中学校の「自分のことについて話す」という特別授業で、これまで自分の心に秘めていたあることを皆の前で告白した日でもあった。

その生徒の運命の発表日をその子から聞いていた私は、勇気ある一歩踏み出しへのエールとして、この教材を使った授業をすることを計画。

授業の前には、TAO塾の教室に26年間貼られている英語のことわざを紹介した。

What is right is not always popular.
What is popular is not always right.
正しいことが人気があるとはかぎらない。
人気があることが、正しいとはかぎらない。

民主主義の美名のもと、多数決が大手を振る現代。少数意見であること、常識や社会通念を超えた、人と違うことをするのは時に勇気が必要。かつて山本七平が深く掘り下げた「空気」が大きな影響を与える同調圧力の蔓延する日本では尚更。数年前に、アドラー心理学に基づく「嫌われる勇気」がベストセラーになった背景もそこにある。

性にまつわる事でもあり、その生徒の「一歩踏み出し」には大きな大きな勇気が必要だった。不安と怖れで声が震え、緊張をほぐすために、身体を左右に揺らしながら話したという。

しかし、この日こそ、その生徒がそのまま、ありのままの自分を受け入れ、堂々と自分の道を歩み出すメルクマールな大きな日になったに違いない。

アップルのCMを活用した「Think different」の授業を受けて目が輝く姿に、きっとこの子は将来自分らしい素晴らしい仕事をすることになるなぁと予感する自分がいた。

生徒の告白と最後の授業昨年11月、町の教育委員会から依頼のあった町営の塾•小国町地域未来塾。放課後、小国町役場の隣にある「おぐに町民センター」で毎週2回授業を...

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