コミュニティ

行政と民間の長所と短所を補い合う道を

TAOカフェが終わった後、ダッシュでTAO塾へ戻り、夕方5時から「もう一つの地域食堂」を開催。

3年前に役場、社協、食改そして民間のTAO塾の協働で小国町の子ども食堂を立ち上げた。今年から名称を地域食堂と変更し、全国でも数カ所しかない行政と民間のコラボが実現している。

しかし、社協が母体となっていることで、役場とのパイプも強く施設面、人材面で安定した運営ができている反面、コロナ禍においては時に過剰な自主規制で開催が出来ないことも多い。

そこで、主婦達を中心に、地域の子供たちからお年寄りまでの拠り所として今年4月よりもう一つの地域食堂「和やか食堂」が立ち上がった。保健所などと協議しながら、とりあえずメンバー制で毎月2回以上のペースでTAO塾で開催、今回で10回目。

現在は、会食スタイルではなく、感染予防に注意しながらも、企業や農家さんからの寄付、熊本県子ども食堂ネットワークやフードバンクなどからの支援物資等も含めて配布する機会を提供している。

配布物を皆で仕分けし、お茶を飲みながらしばし歓談。子育てから嫁姑の苦労話など様々なトピックを談笑のうちに共有。今回は、娘の替わりに孫と参加しましたという女性が来て、話してみると私の中学時代の同級生と判明。なんと44年ぶりの嬉しい再会となった。

災害支援と同じく柔軟で機動性のある民間の小さなNPOが、できる範囲で行政の手が間に合わないニッチを埋めていく、行政と民間の長所短所を補い合うパートナーシップこそが「1人も取り残さない」コミュニティ実現の鍵に思う。

時の政府が「自助•共助」や「ボランティア」を上から国民に押し付けていく姿はナンセンス。ボランティアの語源はボランタリー。自発的自由意志こそが根本であり、そこにこそ愉しみややり甲斐、そして信頼、連帯の熟成が生まれてくるもの♫

8月22日(日曜)は、トランジッションタウンの吉田俊郎さんらと地域通貨イベントをTAO塾で開催予定。

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