医食農同源

七草に思う〜海の鯨でさえ種子とつながっている

今年も1月7日に母が作った七草粥を食べた。
今年の1月7日は縁起の良い一粒万倍日でもあった。「一粒万倍」とは、一粒の種をまくと、種が芽を出して成長し、何万倍もの実になって返ってくるという意味で、種の持つ豊かさを感じる素敵な言葉だ。
しかし、我々の住むリアルな地球の現状は•••
地球には現在、3,000万種を超える生物がいるものの人類が起こした地球環境破壊等により毎年4万種類以上の生物が絶滅しているという。
2億年前、恐竜の時代は1000年間で1種の生物が絶滅していたのが、100年前には1年に1種のペースになり、1975年には1年に1000種類。そして今では1年間に4万種。なんと1日あたり、100種類以上の生物が絶滅している計算になる!
かつて豪州バイロンベイでインタビューした世界的に有名な自家採種を守る活動を展開しているシードセーバーズ・ネットワークの創始者ジュード・ファントン氏のコトバを紹介したい。
「種子は私たちの食の大本です。種子がなければ食べ物は育ちません。それは私たちと自然をつなぐものです。残念ながら多くの人はそのことを認識していません。そういう人達は農業が自の一部だとも考えていません。しかし、農業は自然と結びつき、影響し合っています。空気や土や水を通して全てとつながっているのです。種子に有毒物質を与えることは農業と環境に毒をもたらすこと。これらは全てつながっていて、ひいては我々が食卓で食べる物にも影響している。つまり、我々の健康を脅かすことにもつながるのです。海の鯨でさえ種子とつながっています」