TAO的パラドックス思考

ご縁がご縁を呼ぶ不思議な人生ゲーム

福岡直方の自然食品店「えこわいず」での5回連続講座の最終回ということで、TAO塾オリジナルの古新聞で作った封筒、ポストカード、そして一筆箋を参加者全員にプレゼント。

第1回「妄想力」、第2回「自立力」、第3回「肯定力」、第4回「転換力」、そして第5回の今回のテーマが「ご縁力」。

ハガキや、手紙、メールを通して「ご縁がご縁を呼んでいく」不思議な自己体験話をシェアさせてもらった。

祖母が亡くなった時に出会った坂村真民先生の、「二度とない人生だから」という詩。

「二度とない人生だから、一ぺんでも多く便りをしよう。返事は必ず書くことにしよう。二度とない人生だから、まず一番身近な者たちにできるだけのことをしよう。」

という一節に自分の不甲斐なさを痛感し涙した。まさか、その10数年後、真民先生のご自宅に呼ばれ、お話しし、その詩の直筆書をもらうことになるなど夢にも思わなかった。

また、学生時代、当時小学校の先生をしていた鳥山敏子先生の「豚の解体」授業を見学に行ったことがキッカケで、宮沢賢治の奥深い世界を初めて知った。

まさか、その20数年後、花巻の漢方薬局で講演をさせてもらった時に、主催者がオリジナルの賢治ツアーを企画してくれ、賢治の弟さんの孫が経営する喫茶店でお茶を飲み、賢治が「若気の至り」の悪さをした旅館に宿泊、賢治が教壇に立った花巻農学校を訪ね、賢治の墓に花を添える日が来るとは夢にも思わなかった。

その漢方薬局は、以前「宮沢賢治をコスモスの保持者」と喝破した高村光太郎行きつけの食堂だったと聞きビックリ!

そして、講演会でご一緒した「子どもが作る弁当の日」で有名な竹下和男さんがまさか鳥山敏子さんの実弟だったとは〜縁は異なもの味なもの!

人生とは、谷川俊太郎が「人と出会ったお陰で自分とも出会えた」というように、究極の配役による不思議なロールプレイングゲームなのかもしれない。

#えこわいず #坂村真民 #二度とない人生 #鳥山敏子 #宮沢賢治 #高村光太郎 #花巻 #竹下和男 #谷川俊太郎