破壊は創造を生む
2月のスリランカ学びと癒しの旅に参加した元予備校講師のAさんが、小国町のカフェ「縁や」でモーニング茶話会を企画。産地や茶葉の違いなどを解説しながら、美味しいセイロンティを振る舞う。
彼女にとって今回の旅行は初めての海外旅行だったが、現地に着くやいなや、キャリーバックのロックが開かないというアクシデントに見舞う。皆で相談の上、最終的には、バッグをバールでこじ開けるという決断に。あの事件から見事に「茶話会」主催につなげた。これから各地で出張型茶話会を企画して行きたいという。「破壊」から「創造」への素晴らしい大転換!
スリランカ「学びと癒し」の旅
アウトドアショップで働くBさんは、旅行で撮った写真や、スパイス、アーユルヴェーダ商品などを見せながらのスリランカ報告会を企画。そのお店が、期間限定のカレーを提供している「偶然」を見逃さずにコラボ企画を提案。スリランカ報告会は好評を得たという。
関東から参加したCさんは、機内誌のスカパラ記事を楽しみに読んでいたが、なんとスリランカのアーユルヴェーダ記事が6ページにも渡り特集されているシンクロニシティに感激。CAに懇願して機内誌を数冊ゲットし、友人たちにプレゼント。今回の茶話会ではワタラッパンというお菓子を手作り。スリランカのムスリムの人達がラマダン(断食)の際に食べる健康的な食べ物である。
ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ることを「セレンディピティ」という。
ユングが提唱した「シンクロニシティ」=共時性に似た概念だが少し意味合いが違う。シンクロニシティは「意味のある偶然の一致」という「現象」を意味するのに対し、セレンディピティは「偶然の幸運を手に入れる」という意味で「成果」の意味も含まれる。
論理療法を創始したアルバート・エリスの言葉と共に、ノーベル化学賞・鈴木章北海道大名誉教授の言葉を紹介したい。
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見方を変えれば世界が変わる
- 「幸不幸のカギを握るのは、できごとそれ自体ではなく、それをどう受けとめるかだ」(アルバート・エリス)
- 「何もやらない人はセレンディピティに接する機会はない。一生懸命やって、真剣に新しいものを見つけようとやっている人には顔を出す」(鈴木章)
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