TAO的パラドックス思考

プラトンとフラーと小国町出身の宇宙科学者

昨日の支援学校の生徒達への「手で学ぶ幾何学〜プラトン立体シリーズ」第28回目のテーマは「フラーレンで木星を作ろう」。

木星は、地球上から観測すると、太陽→月→金星に続いて4番目に明るく見える星。今では土星と同じくガスを主成分とするガス惑星であることがわかっているが、古代から観測され神話や信仰の対象になって来た。

英語のジュピターは、ギリシア神話のゼウスを語源にし、公転周期がほぼ12年であることから中国では「歳星」と呼ばれた。

今回は、昨年やったバックミンスター•フラーの五角形と六角形で構成されるサッカーボールのような形「フラーレン」の復習をした後、NASA(アメリカ航空宇宙局)のデータを元に、NASDA(宇宙開発事業団)が制作した木星のペーパークラフトにチャレンジ!

NASDAのホームページでは、木星のほか、他の8つの惑星や、地球、月、あるいは小惑星探査機「はやぶさ」、月周回衛星「かぐや」、金星探査機「あかつき」、赤外線天文衛星「あかり」などのペーパークラフトを無料ダウンロードできる。

2019年2月、小惑星「リュウグウ」に着陸した探査機「はやぶさ2」には、小国中出身の北里宏平・会津大准教授(惑星科学)がプロジェクトメンバーとして参画している。

デザインと歴史探求の好きなお父さんと、美味しい創作料理を提供しているお母さんを持つ彼。ご両親の研究熱心さがきっと彼に知的好奇心と真摯なる探究姿勢の根っこを育てたのだと思う。

そんな話をしながら、神秘的で広大な宇宙に想いをはせ、生徒達とペーパークラフトを愉しんだ♬

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