この世の構造

ムーミンの国、グーミンの国

先月、来日したフィンランド史上最年少のサンナ•マリン首相の未来を見据えた教育改革が熱い!

耳障りのいいスローガンばかりが先行するどこかの国とは大違い。彼女の「誰一人取り残さない」取り組みは本気だ。

ほとんどの先進国は義務教育終了が15~16歳のところ、フィンランドはこれまでの16歳から18歳へ。さらに、これまでの大学院まで授業料無料が、今後は18歳まで教科書や備品、学食の費用が全て無料に。

日本の教育にかかる費用は?

文部科学省の「子供の学習費調査」に目を通すと以下の通り•••

●幼稚園では、授業料や給食費、園外での活動費などで公立の場合3年間で649,088円、私立では1,584,777円。

● 小学校では入学金や授業料、制服、ランドセル、教材費など学校でかかる費用(学校教育費)や、学習塾や習い事など学校外でかかる費用(学校外活動費) を合わせて6年間で公立で約200万円、私立で約960万円。

● 中学校では、3年間で公立は約150万円、私立は約420万円。

● 高校では、3年間で公立が約140万円、私立が約290万円。

●大学のは、4年間で国公立で539.3万円、私立文系で730.8万円、私立理系で826.7万円。

●幼稚園から高校卒業までの15年間、全て公立に行ったとして約540万円、全て私立だと1,800万円超。

● 幼稚園から大学卒業までの19年間、全て国公立に行ったとして約1,000万円、全て私立だと約2,700万円。

日本は子どもの教育・福祉への公的支出(政府がつかうお金)が先進国で最低レベル。

返済が必要な貸与型奨学金制度は消費者金融のような高利率の学生支援融資という名の大借金を負わせる高利貸教育ローン。

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