この世の構造

二見孝一の遺言

二見君が遺した熊本弁いや八代弁(ヤッチロ弁)で訳した日本国憲法。

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おどま、世の中んみんなが、のびーってでくるごつなるごて、したかなぁ。

おどんが国が、たーいぎゃつよかてゆうてかる、好かんとば、うったくったり、くらわすっとはでけんもんな。

そぎゃんこつは、せんごつせんばんねち、決めたったい。

そるばってん、刀やらなんやら持っとっと、はるかいたときは使おごつなっとたいな。

だけん、そぎゃん危なかつは持っとくとのさんとたいな。

おどんたちゃ、好かんやつとでん、一緒にうまか球磨焼酎ば飲んでかる、しっか話ばすっとが一番よかて思うとたいな。

だけんがな、「おどんげが、くにゃあ、ほかん国と、いくさばしまっせん」ってこて、しとっとたい。
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●おどん→私たち
●のびーってでくるごつ→のんびり暮らせるように
●たーいぎゃつよか→大変強い
●うったくったり→打ちつけたり
●くらわすっと→殴ったりすると
●はるかいたとき☜怒った時
●使おごつなっとたいな→使いたくなるだろう
●持っとくとのさんとたいな→持っていてはいけない
●だけんがな→だから
●おどんげがくにゃあ→私たちの国は