新紙幣の顔•故郷の偉人•北里柴三郎博士の生まれ故郷、小国町の北里地区にある木魂館にて開催されたオペラ北里柴三郎物語「ドンネルの夢」のミニコンサートを、親戚の役場情報課長やシニアの方達と一緒に聴く。
ドンネルとはドイツ語で「雷」。門下生からドンネル先生（雷おやじ）という愛称で畏れられ、かつ親しまれた柴三郎をテーマにした世界初のオペラ。
第1回ノーベル賞候補者になるも、森鴎外ほか母校東大閥との対立や、予防医学を提唱する「医道論」、兄弟姉妹や両親など家族への思いなども散りばめた内容。
「ドンネルの夢」の後は、「舞姫」の著者、そして「椿姫」の翻訳者としても知られる天敵•森鴎外に合わせて、オペラの定番ヴェルディの「椿姫」を歌ってくれたり、サトウハチローの「小さい秋見つけた」ほか秋をテーマにした曲を観客と合唱したりと我々オペラ素人にも飽きさせない「降りてゆく」優しい配慮がありがたい。
脚本を手がけたソプラノの新南田ゆりさんの歌声、作曲された神原颯大さんのピアノ演奏、演出家の角岳史さんのMCのコラボもステキだった。
公演後の懇親会では、柴三郎役の主演•土崎譲さんとしばし歓談。今回、「落葉松」や「坂の上の雲」などを歌ったのも日本語でオペラを歌うことをライフワークにしていて、あの東洋のシンドラーと呼ばる6千人のユダヤ難民を救った外交官•杉原千畝物語に続き、今回、北里柴三郎物語に挑戦しているのもそんな思いがあるからとのこと。
小さい町の小さなコンサートだったからこその、オペラ歌手たちとのお茶を飲みながらの実に密な交流会。シニアの皆さんも歌手の皆さんとの写真で御満悦☺️
うーん！
私が小学生の頃聞いた山本直純の”大きいことはいいことだ♪”に反して、叫びたい！
”小さいことはいいことだ♪” Small is beautiful！
#北里柴三郎 #ドンネルの夢 #オペラ #土崎譲 #木魂館 #大きいことはいいことだ #小さいことはいいことだ #小国町 #杉原千畝 #新南田ゆり
