この世の構造

巨星堕つ!セイゴオと数学者との対談が最高!

昨日、編集工学創始者•松岡正剛氏の旅立ちを、2010年、熊本県立大学でコラボ講演をしたフォトジャーナリストのエバレット•ブラウンのFBで知る。

若い頃読んだラブロック、アーサーケストラー、デビッドボーム、シュレイディンガー、ケンウィルバー、そして後日「TAO塾」の命名に影響した「タオ自然学」(原題The Tao of physics)や「ターニングポイント」の著者•理論物理学者のフリッチョフ•カプラーの本等は全て彼の出版社•工作舎の本。

また、彼が創刊した雑誌「遊」は、私の次男•遊然の命名の時にも脳裏をかすめ、「西洋の科学と東洋の哲学の融合」という問題意識を親子二代に渡って影響を与えているとも言える。

先月、地元•小国町にも知の巨人•松岡正剛プロデュースの文理融合の生きた知的空間としての図書館を創りたいと模索する哲学青年に大きなエールを送ったばかり!

「TAO塾」のTAOは老荘哲学に由来するが、その解説書としてTAO塾の必読本にしているのが、老荘哲学者でありながら、数学者であり、論理学者であったレイモンド・メリル・スマリヤン教授の書いた「タオは笑っている」(原題はTao is silent)。

深い洞察力と豊かなユーモアセンスで、老荘哲学を実にわかりやすく解説している良書。TAO塾卒業生や講座受講生達に、これまで100冊近くプレゼントしてきた。

その本の最後は、スマリアン教授とセイゴオ(松岡正剛のこと)との31ページにもわたる2人の対談。これが、何度読んでも面白く、今でも時々読んでは思わず頷いてしまう!

スマリアン「エゴイズムを批判する人こそエゴイスティック」

セイゴオ「荘子も同じようなことを言ってますね。反自我を主張する者に自我が宿ると」

セイゴオ「笑いって不思議な現象ですね」

スマリアン「そう、笑いは神秘に近い」

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