あの2016年熊本地震から7年の歳月が過ぎた。
当時の新聞やTAO塾通信等を今一度読み返してみる。
あの時は、高齢者、妊婦、乳幼児、傷病者、障がい者、外国人などの「災害弱者」に加え、救援食を食べることができないアトピー、アレルギー、宗教など持つ人達を対象に、農薬や添加物、または小麦その他のアレルギー物質が入っていない食品を届ける「食のバリアフリー支援プロジェクト」に数ヶ月間、没頭した。
1995年の阪神大震災、2011年東日本大震災の時に、被災地にオーガニック食品を届ける活動をしてとても喜ばれた経験があった。
まさか地元熊本で大地震が起こるとは思いもよらなかったが、ぽんせんであれば、離乳食や介護食にも利用出来、水も火も要らず生命力の高い玄米を口にすることができると直感し、自然農、自然食関係の友人らに呼びかけ無農薬玄米を、TAO 塾でぽんせんに加工する活動を朝から晩まで展開。
地元の友人•知人、TAO 塾の卒業生のほか、九州各県遠くは東京から来てくれた人達や中国・韓国・タイ等 TAO 塾の外国人ネットワークもボランティ アに来てくれて共に製造・袋詰め・発送作業を手伝ってくれた。
地元「畑の会」の主婦の皆さんにも協力頂いた熊本市健軍での炊き出しでは、配布の際、障碍者・高齢者の人達優先のファストレーンも用意した。温かいご飯が食べられて嬉しい、アトピーの子供達も安心して食べられるコーナーが有難かったとの言葉を頂く。出来る限り「災害弱者」に配慮した活動を心がけるよう努めた。
2020年の熊本水害では、地元小国郷も大きな災害を被ったが、熊本地震の災害ボランティア活動で学んだ「陰転じて陽」のピンチをチャンスに転換力を活かせたように思う。
コロナ禍、ウクライナ・ロシア戦争が、世界中にもたらした分離•分断・対立。そして気候変動による食糧危機なども今後起こりうることであろう。急ぐべきは、軍事増強の前に食の安全保障、医療依存より本来一人一人が持つ自然治癒力への取り組み、そしてインフォデミックを見抜くメディアリテラシー!
熊本地震の時に「災害弱者」から学んだ「紛争•葛藤を平和的かつ根本的に変容•昇華する道」を、今一度噛み締めよう。
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弱者に光を!ではなく、弱者こそ社会を変容させる光なり。弱者に立ち現れる葛藤は、強者を含めて世界全体を幸せにする(wholenessを回復させる)入口となる!
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小さい、弱い、遅い、ボクらの力を合わせて、世界各地でT楽しくA明るくO面白く「ポラーノ広場」を育てていこう😊
※今週土日TAO retreat & cafeで、熊本地震で無料配布したオーガニック玄米ぽんせんをプレゼントします💕
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