オーガニック

阿蘇小国郷の生命力満載の地熱乾燥菊芋

約20年前に、TAO塾が育て始めた菊芋。

日本唯一の農業総合雑誌「月刊現代農業」、マクロビオティックの専門誌「むすび」や「Macrobiotique」そして月刊誌アネモネなどに菊芋についての記事を書いて紹介した。

糖尿病の指標になるヘモグロビンA1cの数値を下げる作用のある天然のインスリンとも呼ばれる「イヌリン」はダリア科の植物などに含まれているものだが、この地球上で最もイヌリンを含んでいる植物といわれるのが菊芋。

国内外の大学の研究成果を整理し、栽培先進地の長野県泰阜村に視察に行き、小国菊芋倶楽部なる町おこしグループを町民5人で立ち上げ、菊芋の研究家であるヨガ講師高橋玄朴先生や、内科医の内場廉先生などの講演会、菊芋料理大会や写真コンテストなどを企画。当時、ギランバレー症候群に苦しんでいたTAO塾の日隈龍之介君が「菊芋マン」というキャラクターを描き、オリジナルソングを同級生の石松賢二君と一緒に作り、今は亡き小国のエンターテナー宇都宮高綱君をリードボーカル、長男•澄悦をサイドボーカルに親父バンド7名(うち役場才女1人)で演奏♬

小国町の自然エネルギー「地熱」を活用して、地熱乾燥の菊芋チップス、菊芋パウダー、菊芋三年番茶、菊芋ぽんせんなどを開発し6次産業を推進した。

私も、全国各地での講演で「世間ではまだ、あまり”聞く”イモではないけど、身体に”効く”イモ」等とダジャレかましながら座布団を頂戴していた(笑)

テレビの健康番組にも何度も取り上げられ、北里洋子先生の書かれた菊芋レシピ本は2千冊完売。地元小国郷は、Wikipediaに掲載されるほどの菊芋の町おこしの先駆けとして全国的に知られるところとなった。

•••あれから20年。

今や、たとえ無農薬自然農で育てたものであっても、品種改良を重ねて野菜自体の本来持つ生命力が落ちてきている野菜の多い中、菊芋や、マコモダケ、ヘンプ、キヌア、クロレラ、ヨモギ、古代米、雑穀•••などの古くて新しい食材が世界的に注目されている。

これら原始の生命力に満ちている食材を、料理研究家の天野朋子さんはNative foodと呼び、北里洋子先生と共に「懐かしい未来食」料理教室を開催しながら健康食材として活用されている。

しかしながら、菊芋と言えども光と陰を共有している。菊芋は陽性の特徴と、陰性の特徴の両方持った植物。その長所の引き出し方こそ、理を調べ、理を料る調理•料理の真骨頂!酢漬けはとても美味な食べ方ではあるが、糖が気になる人には味噌漬けの方をお勧めする。

※菊芋商品販売サイト
https://taojukuhanbai.stores.jp/

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