TAO的パラドックス思考

自分の中の根拠に根ざすこと

「地域未来塾」での数学の授業。
計算はできるが文章題は苦手という生徒は多い。

授業の後、いつもレビューを書いてもらうのだが、昨日は、方程式の文章題の特訓授業をした生徒の1人から、こんな感想文をもらった。

「•••一番テンションが下がる(食塩水の)問題を、一番テンションが上がる問題に出来ました•••」

最初全く分からなかった彼女が、何度も何度も間違えた末に辿り着いた達成感!自分の中に数式の根拠がちゃんとあるのが伝わるダイレクトな喜びの表現に感動!

思い起こせば•••

大学卒業後、信州•諏訪の学育塾で働いていた時に、恩師•堀田俊夫先生から哲学的思考を構造的に把握し文章化するために日々KJ法の訓練を受けた。

そして、それと同時に中学生指導のために、一次方程式、二次方程式、連立方程式の文章題を私自身が繰り返し繰り返し演習することで、遅まきながら、24歳にしてようやく、文章の迷路を紐解き、数式に落とし込む論理的整理の”快”を身に付かせてもらった。

今に思えば、問題解決のための心の地図作り=KJ法も、方程式の文章題も、自分の中の根拠に立脚し「混沌から秩序」を見出す堀田先生ならではの「自灯明•法灯明」の修練だったのだと思う。

方程式の文章題を解く力を身につけるコーチングは、日常の暮らしにも通ずる自己肯定感を育むメソッドな気がしている。

#町営塾 #地域未来塾 #数学 #方程式 #岡潔 #堀田俊夫 #KJ法 #学育塾 #自灯明 #法灯明 #ダンマパダ