大学卒業を前に、「卒論」とは別に、学生時代を振り返り、ご縁のあった人達との出会いと交流についてまとめた「創根」なる小冊子を書いたことがあった。
数十年ぶりにページをめくると、こう書いてある。
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僕の田舎は九州は阿蘇の麓の文字通り「小さな町」（熊本県阿蘇郡小国町）だが、そこに手触りのきく暖かみのある「本当の教育」を求め「ふれあい教育」をスローガンに数学塾をやっている山田大蔵さんという人がいる。全九州卓球大会で優勝するような猛烈練習漬けの日々を中3秋に終えた後、私も短期間であったがお世話になった。「教育ではなく共育を！」と叫びながら今の学校教育の矛盾を批判して塾という形で地元の子供達と心の触れ合いを大切にしながら「育ち合い」の場を提供。親子のスキンシップの機会にとファミリーキャンプを企画したり、クリスマスには自らサンタ（山田！）に扮して子供達に夢を与えたりとユニークな試みもしている•••
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その、山田先生は今も老人会で多くのシニアの方達の楽しい茶話会やウォーキングの会を主宰されている。私も時々、交通安全係やカメラマンとして、ささやかなお手伝いをさせて頂いている。
そして、山田先生の思いを継承し、TAO塾も地域食堂「和やか」も「心のふれあい」を大切にし、小さい子ども達から、ご高齢のシニアの方々まで多世代が集い食卓を囲む、童話作家宮澤賢治が求めた政治と経済に魂を売り渡さない、小さな小さな「ポラーノ広場」を目指している。
今回は、山田先生に音読みの「サンタ」さんになってもらい、子どもからシニアまで「人生を楽しむヒント」と贈り物をプレゼントする楽しい企画をすることになった。
地域のお母さん達が料理した美味しい郷土料理会食もあります。高校生以下参加費無料。大人は食材費200円。（料理準備があるので予約が必要です）
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