TAO的パラドックス思考

We still have HOPE〜互いの弱さを補い合うコミュニティ

早朝、辻信一さんと金峰山の「のんねむ」から、阿蘇小国郷の「TAO リトリート」へ向かう。車中、彼の3人のメンター鶴見俊輔、デイビットスズキ、サティッシュクマールとのエピソードを2時間じっくり聴かせてもらう。特に、私の人生の師匠•堀田俊夫さんとも交流のあった鶴見俊輔さんの「転向」や「人間的まともさ」についての議論が心に響く。

日中は、「グローバルからローカルへ」を合言葉に、食と農、コミュニティ、教育、気候変動アクション、先住民の叡智、種といった様々なテーマでローカリゼーションデイのオンラインイベント。2018年、バークレーでお会いしたゲノム編集問題、自家採種に取り組むKana Koa Weaverさんの顔も!

その後、日本各地の実践人の点と点を繋ぐ「希望のキャラバン」の旅をしているオーストラリアのディープエコロジストにしてシンガーソングライターのアンニャライト家族が合流。

彼らと温泉で「裸のつきあい」をした後は、「同じ釜の飯を喰らう」会食交流会。参加者全員による自己紹介は、一人一人が実にユニークで爆笑したり、シンミリしたり•••バンクーバーから次男もメッセージビデオで参加。

その後、彼らの歌に合わせて、皆で歌い踊り、会場は大盛り上がり。その後、キャンドルナイト!気がつけば18時過ぎから始まった交流会は午前零時を超える!

辻さん&アンニャは言う。

「特に若い世代を中心に、社会に閉塞感を覚え、絶望的な思いを抱く人たちが増えるなか、私たちは、このプロジェクトを通じて「あきらめないで」「希望はある」と伝えたい。なぜなら、世界や日本の地域部ではローカル&リジェネラティブな社会変革が起きているからです。土に根差した食と農に携わり、自分らしさを取り戻し、家族や友人、地域コミュニティのなかで、互いの弱さを補いあえる暮らし。国際的なうねりとなっている「ローカル&リジェネラティブ」なムーブメントを、日本でも点から線へ、線から面へと推し進め、同時にその動きを世界にもシェアしたい。」

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