「イケサン」の愛称を持つ中学時代の同級生に、ささやかな「おすそ分け」を持って行く。
「じゃお返しに」と、彼の庭で採れた桃をもらう。しばし、奥さんと3人でTAO塾に通っていた息子さんの話や互いの近況などについて歓談。
そのうち中学時代の昔話に♬
僕らの通っていた小国中学校には、図画工作が極めて得意な3人の同級生がいた。懐かしいあだ名で呼べば、クワチン、ジェーゴ、そしてイケサン。
私は手先が不器用だったが、この3人がいれば絶対面白いことができると思い、中1の文化祭で一緒にユニークな展示会を企画した。
零戦やタイガー戦車、ステゴザウルスやティラノザウルスなどを手作りして、その戦いの様子を展示して教室を埋め尽くした。
題して•••「戦場ジオラマと大恐竜展」(笑)
今から想うと、そのミスマッチぶりに苦笑してしまうが、ガキンチョの目にはこの2つが飛び抜けてカッコいいものとして映っていたのだろう。
私はジオラマの構成や解説文を担当。この3人の神技のお陰で中学生にしては実に精巧なものができ好評を得た。上級生が来て、恐竜の一体を壊されショックだったが、今から思えば彼らが嫉妬心を持つ程の出来映えだったに違いないと2人で回想。
イケサンが「また何か一緒に創りたいね」と言う。私も当時を振り返りながらこう答えた「そやね、何かカッコいいヤツをね(笑)」
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