世界で一番面白い仕事と思える自己肯定感

ドイツに12年留学しマイスターを取得後、故郷小国町でパン屋「Danke」を開業したTAO塾の卒業生が今年もクリスマス前に恒例のシュトーレンを持ってきてくれた。

今から15年前、2005年秋にドイツからもらったエアメールを再読。寒さと孤独と火傷が彼を鍛え、何より己のワクワク感が彼を突き抜けさせた！

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先生！やりましたよ！マイスター（職匠）のすぐ下のレベル、ゲゼル（職人）になるための資格試験に合格しました！！

一人に三人から四人の審査委員がつきっきりでチェックを入れます。試験内容は、パンを作る事はもちろん、ケーキを焼いたり、お菓子を創作したりと盛りだくさん！六時間以内にこれを終わらせないと、その時点でアウトです。そして、それが終わった後は自分で作った物の評価をしなくてなりません。綺麗に飾って、それについての評価を審査委員に説明する。これには、物凄く緊張しまくって(^_^;

でもそれもなんとか終えて、結果発表！「タイチ、よくやったな!合格だよ！」って言われた時は、涙がでそうになりました。（T＿T)けど、そのときはあんまり実感がわかなかったけど、日がたつにつれてジワジワときてます。（^^）v（^^）v（^^）v

思えば、ドイツに来てからのパンの修行、朝が早く、一年目は朝の四時から。二年目は深夜三時。三年目にもなると、土曜日は一時半。冬の朝はもうめちゃくちゃ寒い！この一言です。僕の場合は言葉の問題もあったので、大変でした。普通のドイツ人なら一度言われれば分かる事も、僕には二回も三回も言わなくてはならなくて、怒られる事もしばしば。というか毎日でした。ホントに怒られなかった日がなかったと言っても、決して言い過ぎではないと思います。

それでも楽しいという気持ちと、俺は世界で一番おもしろい仕事やっているという思いが勝ってしまい、また朝早くに起きて「今日もやるぞ～！」という気持ちで一杯でした。

これから南のバイエルン地方に行ってマイスター修行をはじめようと考えています。絶対にマイスターになって、小国に帰るので！そのときは先生応援してくださいね。先生なら分かってくれると信じているので！

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