TAO的パラドックス思考

中秋の名月と煩悩の群雲

朝、我が家の菩提寺の真光寺へ。

今週末のお彼岸にて、講演をさせて頂く機会を頂き、ミーティング。光栄なるお声かけに感謝し、浅学非才ながら少しでも健康と幸福につながるメッセージが届けられればと思う。

夜は、旧暦の「太陰太陽暦」8月15日の夜に見える「中秋の名月」。9月17日は、天文学上の満月とは1日ズレてはいたが、雲も少なく「ほぼまん丸」の「十五夜お月さん」を拝めた。

日本では平安時代から続く、満月を愛で、収穫の感謝と豊作の祈りを捧げる風習ということで、我が家でも毎年ススキ、稲穂、月見団子、栗などを月夜に飾る。

土星が見えなくなるほど光り輝く月もまばゆいが、月光に反射しキラキラと輝く稲穂がなんとも美しい。左上位の日本では、月から見て右に人工物の団子、左に稲穂を飾る。

かつて、パーマカルチャリストのデジャーデンゆかりさん、パッチワークの山口怜子さん、助産師の村上恵理さんら”現代の女神”と日光浴ならぬ月光浴を愉しんだ夜が思い出された。

浄土真宗の開祖•親鸞は、満月を眺めながら、「どうして自分はあの満月のような悟りの境地になれないのか」と、絶えず心の煩悩の雲を見つめていたという。心の奥底まで徹底して探究し「煩悩具足の凡夫」と喝破し「他力」に目覚める自己を見つめる姿勢が凄まじい。

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