従兄弟の母親が亡くなり、お通夜では遺族として参列に来て頂いた人達に次々と挨拶をしていく。
参列者には、喪主の従兄弟に、お悔やみの言葉と共に、生前の叔母の人柄やエピソードを話してくれる人もいて、私も様々な思い出のシーンが呼び起こされた。
アメリカ留学時代の友人がTAO塾に三日間ステイに来て、日本の文化を紹介するウェルカムパーティーを開催した時には、剣玉、柔道、書道、拳法、お手玉、あやとり、唱歌などのパフォーマンスをした塾生達に混じって、叔母さんは在りし日の叔父さんと2人で七福神の大黒天に扮して祝福芸の”大黒舞”を披露♬ 親戚の中で1番の”芸人”だった。
また、子どもの頃、妹とおばちゃん宅を訪ねるといつも”ヘコ焼き”を作ってくれた。熊本県と大分県の県境に位置する小国町でも伝承されている大分県日田地方に伝わる郷土料理。
おばちゃんの作る美味しい”ヘコ焼き”は、今も妹と一緒に思い出す子供時代の伝説の料理だ。
町内で写真屋を営む従兄弟が作ったステキな思い出写真アルバムを祭壇に飾り、従兄弟4人で花を捧げる。
おばちゃん、有難う。
天国でおじちゃんとまた仲良く踊ってください♬