この世の構造

太平洋を超えて届いた心のこもった梅干し

昨日、4年前カルフォルニア講演ツアーでお世話になったウスギ•キヨコさんから心のこもった梅干しが届いた。

手紙には「数子さんの20年モノの梅干しと、私たちが彼女の農園を引き継いで初めて作った3年モノの梅干しのコラボです」と書かれてある。

数子さんとは、太平洋戦争後、マクロビオティックの創始者•桜沢如一の命を受けてカルフォルニアの地で梅作りをしていた元特攻隊の生き残り故・八木順成氏の奥様。

八木夫妻は、雑草地を開墾し、自給自足に近い生活をしながら、一本一本梅の苗を植え続け、5エーカーの土地に450本の梅林を作り「オーガニック梅干」を米国で販売し広められてこられたレジェンド。

1986年のチェルノブイリ原発事故の際には沢山の梅干を寄付され、2016年の熊本地震の時にはTAO塾の「食のバリアフリープロジェクト」にはサンタクルーズ在住のShinobeau McConneyさんを通じて彼らの梅干しが届けられた。

そのお礼も兼ねて、4年前講演ツアーアテンドのワタナベトモコさんと一緒に、オーランドの梅園を訪ね、数子さん、そして梅園の後継者であるキヨコさんとお会いしたのだった。

実は以前TAO塾でワークステイしたこともあるキヨコさん。彼女宅でのホームパーティーには熊本出身で以前TAO塾のお料理教室に参加してくれたトクダ•ケイコさんも隣町チコからかけつけてくれアメリカの地での嬉しい再会。話してみると我が故郷小国出身でアメリカで暮らす私の知人との出会いが米国留学のキッカケとなったと聴きビックリ!この世の縁とは実に不思議なもの。

太平洋を超えて贈られてきた心のこもった梅干し!うちで食べるにはあまりにももったいない。神棚、仏壇に供えた後には彼女達のことを書いた記事を同封してどこか誰かに”恩送り”をさせてもらおう。

#マクロビオティック #桜沢如一 #梅干 #恩送り