この世の構造

星の王子さまとKJ法の接点

学生時代、仲間たちと一緒に学育塾の恩師•堀田俊夫さんや、文化人類学者の川喜田二郎さんから問題解決技法•KJ法を学んだ。

当時作ったKJ法図解の数は数百を優に超える!

2015年、堀田さんの七回忌法要に参列した際、懐かしの屋根裏部屋で、川喜田さんから頂いたハガキを発見。

大学卒業間際、私が書いた「創根」と題した小冊子に対して、川喜田さんから頂いたハガキのコピーを堀田さんが大事に保管していたことを知り涙した。

そこには精緻な筆致でこう書かれていた。

「小才と要領のみ利かせた世渡りは、長い目で見れば不幸な話。自分に対し誠実な人生こそ、本当の幸せのもと。これが私の実感です。人生は幸福よりもまずは充実を求めるべきものと思います」

その後、「星の王子さま」の著者として知られる サン=テグジュペリの思想の中にも同じ観点を見出した。

彼は、「城砦」という小説の中に出てくる族長の言葉を通してこう語る。

「おまえに言っておく。人間はおのれの充実を求めているのであり、幸福を求めているのではない、、、幸福の条件は戦いであり、拘束であり、忍耐である。」

今年、8月末に4年ぶりに我が第二の故郷•諏訪の地を訪ねてみようと思う。

#堀田俊夫 #川喜田二郎 #KJ法 #星の王子さま #サンテグジュペリ