支援学校の生徒の1人がニコニコしながら「ついに、ヒラタクワガタ、見つけました。オスとメスと両方です」と誇らしげに飼育箱を持ってきてくれた。
先月、授業の中で「最近、ヒラタクワガタやミヤマクワガタが少なくなってきた」という話を私がしてから、ずっと探していたようでその成果を見せたくてしょうがなかったのだろう。
現在、昆虫の3分の1が絶滅危惧種で、あと数十年で全体の40%が絶滅する恐れがあると言われている。その減少スピードは哺乳類、鳥類、爬虫類と比べてなんと8倍早いペース!
昆虫激減の原因は「森林伐採、農薬等の化学物質汚染、気候変動、侵略種や病原菌、そして雑木林の減少」などであると言われている。
クワガタが棲息する森は、杉や檜のような真っ直ぐの木が多い森でなく、クヌギやコナラのような曲がった木が多い森。生産性ばかりに目が向いた農林業のあり方が多様性ある生態系に大きな影響を与えている。
東京での学生時代、「お前、阿蘇生まれならクワガタ採り毎日行けたでしょ」とよく聞かれたが、「もちろん、行けたけど、行かなくても毎晩向こうからやって来てくれてたよ」と答えた。
家の中に、光を求めて沢山のクワガタ、カブトムシが勝手に飛んできていたのだ!
輸入クワガタの問題には防疫、交雑など注意をせねばならないところが色々あるが、私の幼き頃も、息子達の幼き頃も、彼らはいつも少年達の人気者。
しかし、欧米ばかりでなくアジアの友人からも、そんなのに熱中しているのは日本人だけだよと言われてビックリしたことがあった〜金魚鉢、盆栽に通ずる日本固有の飼育芸魂なのだろうか?
※今日もTAO retreat & cafeやってます!
※8/18(水)TAO懐かしい未来食料理教室@熊本市!
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