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生まれ育った小国の街を俯瞰して観る

朝、毎月一回開催のウォーキングの会。
シニアの方達をサポートしながら、今回は、宮原殿町の城山大神宮から小国ドームまでの山道を歩く。

“城山”は、神殿内左は商売の神の稲荷神社、右は防災の神の秋葉神社が合祀されている。

しかし、私にとっての”城山”は、母校小国中卓球部伝説の魔のトレーニング場。夏休みに212段の石階段を”ウサギ跳び”で登る地獄の特訓がいやでも思い出される。

夏休みには、階段上から三年の先輩達が、西瓜をかじっては皮を投げつけ、それを避けながらウサギ跳びで登るという過酷極まりないシゴキ。お陰様で人並み外れた反射神経を身に付けさせてもらえた!(嘘!そんなアホな!)

ウォーキングの後、道の駅チーフで卓球部の一回り上の大先輩と、そのまた2年先輩になる郷土史に詳しい時計店オーナーと3人でお茶しながら、町の歴史よもやま談義。

小国中学校の生徒数のピーク時は私が生まれた1962年頃。

一学年約400人の12クラスもあったらしいが、私が入学した1975年には約200人の5クラス、今では約50人の2クラスとなった。

お年寄りの方達と一緒に、城山から眼下の小国の街を見下ろし、閉じて久しい娯楽の殿堂•雄国会館の思い出話を共有。

この映画館で私の両親が逢瀬を重ねた1961年には慎ましい愛を描いた「名もなく貧しく美しく」、私が小4の1971年には公害問題を背景に「ゴジラVSヘドラ」が上映された。

時には、自分の生まれ育った街を俯瞰して観るのも一興。様々な思いが去来する。

変わったゆくもの、変わらないもの。
失ったもの、これからも大事にしたいもの。
表面上残る歴史、裏に隠れて息づく歴史。

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