TAO的パラドックス思考

百姓医師〜菊池養生園•竹熊宜孝先生!

※2016/2/14 執筆

【百姓医師〜菊池養生園•竹熊宜孝先生!】

公立菊池養生園診療所名誉園長の竹熊宜孝先生のご自宅でしばし歓談。自らを「百姓医師」と呼び、「医療は食から、食は農から、農は自然から学べ」という信念に基づく実践をされてきた竹熊先生。

出会いは熊本でなく東京だった。今から25年前に東京医科大学でのシンポジウムで出会い、その後、養生園を訪ねたりして多くの学びを得た。

1993年には私が留学していたアメリカのKushi Institute(KI)に娘さんと一緒に研修に来られ、せっかくだから先生講演して下さいと頼むと「熊本弁」で講話炸裂。カナダに留学中だった娘さんが通訳をしてくれたのだが先生に対し「主語ば言わんね!主語ば!」と親子ならではのツッコミに爆笑。また、福岡式自然農をしていたKIの農場を訪ねるなり、土を食べてみる姿に感動した。

その後、小国町で講演して頂いたときには「天国に近いご老人は好きなもん一杯食べたらよか、近い将来、結婚、出産を控える若者達、子供達ばもっともっと呼んで来んかい!」と叱られたり・・・

奥さんと一緒に小国に遊びに来てくれたときに「人気の黒川温泉にお連れしましょう」というと「わしゃ、満願寺温泉がよか。昔はのぞきのできよった」と返されてしまったり・・・

NPO法人 きらり水源村の辣腕事務局長の小林和彦さんの企画で「竹熊先生VS波多野」の対談を実現させてもらったにも関わらず、話の80%を先生に持って行かれたり・・・とエピソードはつきない。

しかし、養生園の才媛管理栄養士・田中裕子さんのお声かけで、養生園の伝統ある「医食農夏期セミナー」の記念すべき第30代講師をさせて頂いたのは光栄の至りだった。今回、先生との話の中で歴代知事や星子敏雄元市長、河津寅雄元小国町長等とのエピソードなどを沢山聞けたのも面白かった!

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