天然資源の輸出拡大が国内製造業を衰退させる現象のことを、オランダ病、オランダの罠、資源の呪い、豊富さのパラドックスなどという。
否定論も存在するが、天然資源が豊かであること=絶対的にラッキー!とも言えず、長い目で見ればむしろ”呪い”とも”罠”とも言えるという見方。
自然資源の豊富さが経済成長を阻害したり、政治を不安定なものに導いたりすることが多々あり、不名誉な名前が付けられたオランダを初め、ナイジェリア、オーストラリア、ロシアなどが例として挙げられるが、近年も世界最大の石油埋蔵量を誇るベネズエラの相次ぐ経済危機を耳にしたりする。
ここ、カタールもその財政は石油・天然ガスの市場価格に大きく左右されるようで、2000年以降急速な勢いで経済成長してきたものの、リーマンショック以降は鈍化してきている。自国民の人材育成も遅れていて、肉体労働者ばかりでなく、医者、教育者、科学者なども外国人に依存しているという。
「豊かさ」って何だろう?
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