あの日の翌日、マクロビオティック料理研究家の中島デコさんから「孫を頼む」と連絡があり、小さな赤子を抱えた娘さん夫婦が阿蘇小国郷のTAO塾に3週間疎開。その後も、次々と福島からの被災者や、関東からの避難者が続き、TAO塾2階での疎開ステイを20人近く受け入れた。
あの東日本大震災から10年。今年もまた3月11日を迎えた。
海外メディアでは当初「天災」の「被害者」として報道されていた日本だったが、その後「人災」の「加害者」としての烙印を押され、様々な批判を浴びた。
残念ながら、10年経った今も、その構造は変わらない。
遡れば、私が阿蘇小国町にUターンした2年後の1996年、地球環境問題をテーマにした高木善之氏の講演会を小国町、南小国町の友人・知人達と一緒に企画した。400人以上の参加者があり、大きな反響を受け、翌年も会場のJA阿蘇小国郷大ホールは一杯になった。
高木さんが「都会で千人以上の人達に講演したことは何度もあるけれど、人口比からすれば小国が一番の参加率です」と言われた。
しかしながら、あれから、25年。地球環境問題の状況は悪化の一途をたどるばかりだ。
そんな中、再び小国町で「地球環境問題」をテーマにした無料講演会を、小国町・南小国町に住む若い青年たちが中心に講演会を企画することになった。講師は47都道府県全てを回り、世界各国でも地球環境問題の深刻さを訴えている谷口貴久さん(通称:ヒサ君)。
ヒサ君とのご縁は2年前、友人の江口麻緒さんと一緒にTAO来塾された時。我が家に宿泊した翌日、町長室を訪ね、渡邊誠次町長と小国町のSDGsの取り組みを伺い、世界に遅れを取っている日本の気候非常事態宣言の必要性などについて意見を交換。その後、町議会の江藤理一郎議員や西田直美議員、私の同級生になる小国町森林組合の穴井喜一郎参事などと歓談する時間を作った。
SDGs未来都市に選定された小国町で、彼の講演会をする意義は大きい。是非とも多くの人達に、今、我々が住む地球の現状を知り、自分達でできる小さな取り組みを考えるきっかけになってほしい。
今回、小国町で生まれ育った宇都宮忍君、南小国町で生まれ育った佐藤祐志君などを中心に、地元の高校生や小国町に移住してきた若い人達を巻き込み、講演会準備を進めているのが素晴らしい。
後援も、小国町・小国町教育委員会のほか、小国町議会・小国町森林組合・小国町社会福祉協議会・小国公立病院・小国町婦人会・小国町老人会・小国町食生活改善推進委員会・小国町子ども食堂ゆうあい・一般財団法人 学びやの里・エフエム小国等より頂き、心より感謝!
SDGsの“誰一人取り残さない世界”へ向けての一歩♬
講演会の会場は小国町の町民センターの大きなホールを活用させてもらうものの、生憎のコロナ制限で会場参加は人数が限定されているので、オンライン視聴もできる手筈を取った。(完全予約制)是非、多くの方に聞いて頂きたい。
みんなが知れば必ず変わる!
〜谷口 たかひささんと地球環境問題を考える会〜
日時 2021年3月25日(木曜)
開場・受付開始 09時30分〜
講演開始 10時00分〜12時30分
*場所 おぐに町民センター
(小国町 宮原1567−1)
*参加方法 予約制(会場参加orオンライン視聴)
*予約締切 3月17日
*参加費無料(ドネーション歓迎)
*どなたでも応募できますが予約が必要です
*会場参加は定員超過の際、抽選になります
*お話し会内容*
・SDSsに関した取り組みについて
・地球温暖化で何が起きているのか
・地球温暖化の原因と世界の動き
・どうすれば変えられるのか、私達が出来る事
●お申し込みは
https://forms.gle/AH6DDQZ8in31Jadr5
お問い合わせ・お申し込みはtaojuku@me.com まで!
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