中学生によく聞かれる英語の使役動詞makeとhaveとletの違い。
makeは「強いて~させる」という感じ。例えば〜
My mother made me study.と言えば
「母は私に無理矢理勉強させた」という意味になる。
haveになると、makeよりも強制度は低くなり、「してもらう」という感じ。例えば〜
I have my sister press my pants.と言えば
「姉にズボンのアイロンがけを頼む」という意味。
letは、相手がしたいことをさせる、許すという感じ。例えば〜
My father let me drive his car.と言えば
「私の父が車を運転させてくれた」という意味あいになる。
letの「相手の意思通りにしたいことを許す」は「相手のしたいことを妨げる行為をしない」という意味につながる。
かのビートルズの名曲Let it beは
そのまま、ありのまま、あるがままに任せよう♬
あの「アナと雪の女王」のLet it Goは「ありの~ままの~姿見せるのよ~♪」と日本語訳されたけれど、実際は「なるにまかせなさい」即ち「もうどうしようもないのだから、もうあきらめなさい」という意味になる。
Let it beもLet it goもいまだにサビの部分しか大きな声で歌えないけど、諦めてそのままにしている(笑)
諦める、観念する、降参する•••
ネガティブな忌み嫌われる言葉だが、最近、その漢字の意味の深さが入ってくる
親鸞も、禅も、究極は
「諦め、観念し、降参して任せなさい」
と言っているのかもしれない。
今年初め、人気アナウンサー村上美香さんのRKKラジオ番組に出させてもらった時に、「波多野さんの座右の銘は何ですか?」と聞かれた。
有名な人とか偉い人の言葉とかではなく、恥ずかしながら自分の人生の様々な経験の中で10数年前にふと生まれ出た言葉なんですけど、
「ハプニングはハッピーの種」ですと答えた。
その後、Happiness(幸せ)もHappening(ハプニング)も古ノルド語(古い北欧の言葉)のhapp(思いがけない幸運)を語源とするものだと知ることになる。
Let it be
Let it go
そしてLet it happen♬
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