一昨日に引き続き、昨日も、北海道からワークスタディに来ている研修生を連れて、我が家の菩提寺である真光寺へ行き、「秋季お彼岸会法要」で2日目の講演をさせて頂いた。
講演では、親鸞聖人9歳の時に作ったものだと言われている「明日ありと 思う心の 仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」という歌を解説すると共に私の亡き父について話させていただいた。
明日もまだ、咲いていると思っている桜も、夜中に嵐が来て、散ってしまうかもしれない。人生も同じで、明日はどうなるか知れたものではないという意味の歌 。
私が男としてリスペクトしていた父は、野球、ソフトボール、ゴルフ、ボーリングとスポーツマンで人一倍元気な人だったので、60過ぎの若さで亡くなるとは思いもしなかった。
昭和9年生まれの九州男児の父は1999年9月9日という9並びの重用の節句にに旅立った、もし今生きていれば今年、90歳の卒寿を迎える歳。
私の妹が今年60歳の還暦を迎え、私は62歳なので、父が亡くなった65歳はもうすぐ。「一日一生」を日々心する毎日。
講演会場には、「詩吟」の先生をされている、妹の嫁ぎ先の御義父様も参加されていたので、親鸞聖人の「和讃」と共に、「詩吟」における漢詩の七言絶句、五言絶句、和歌の七五調のリズムについてもお話しさせて頂いた。
妹が心置きなく「里親」をできるのも、心広きパートナーのお陰、そして彼のメンタリティに大きな影響を与えたこの心優しきお父様のお陰だ。
9月22日、今年も、はや秋分の日を迎えた。
TAO retreat & cafeから帰宅後、部屋で1人オフコースの名曲「秋の気配」を聴く。リードボーカルは小田和正だが、コーラス部分では鈴木康博さんとのツインボーカル。
かつて、幼馴染の同級生で芸能人のヘアメイクをしている高野孝喜君の計らいで、鈴木さんご夫妻と一緒に四人で三軒茶屋で遅くまで飲んで語り合えた夢のような夜を思い出した。
心に染みる歌「秋の気配」を聞くたびに、秋の切なさ、別れの切なさ、人生の切なさを感じてならない。
⚫︎オフコース「秋の気配」
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