多重障がいを持ちながら、言葉巧みに講演をする妹の里子。彼が今日から四国へと講演の旅に出ると言う。
講演のネタの一つにでもなればと、「冬至」についてのクイズを出す。なぜ冬至に南瓜と小豆を一緒に炊いた「いとこ煮」を食べるのか?柚風呂に入るのか?
何故「南瓜」?
ビタミンに富む南瓜が風邪予防によいという近代栄養学的な見地から、食養の陰陽の観方、そして冬至に「ん」のつく食べ物(南瓜・人参・蓮根・金柑・寒天)が運気を上げるという話まで。
何故「柚子」?
果皮に含まれるクエン酸やビタミンCにより、ひび・あかぎれを改善したり、皮の芳香油が湯冷めを防ぐという話から、漢方の陰陽の見方、そして冬至は湯治の語呂合わせ、桃栗3年柿8年柚の大馬鹿18年〜柚の実が実るまで長い年月がかかることから無病息災・健康長寿への祈りを込めてと。
いずれにしても「融通」のきく柔らか頭、柔らか体で冬の寒さを乗り切りたいものだ。(笑)
さて、これから私も褌を締め直し、和服に着替えて、福岡での「東洋医哲と暦の関係」についての授業へと向かう。
里子の四国巡礼?の講演のテーマの方は、「ボクのトリセツ」だと言う。なんとも彼らしい自己を俯瞰したテーマ。
自力か他力かの議論さえも超越してしまう。弱者こそ光!
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