TAO的パラドックス思考

㊗️米国留学の教え子の力作完成㊗️

米国の大学に留学したTAO塾OBの卒業研究の学外ディレクターとして、この半年間、微力ながら伴走させてもらった。昨日はその評価レポートを留学先に提出する一日作業!

私自身が卒業論文、修士論文で苦労した身で、学術論文の評価など書けた柄ではなく、分不相応の至りなのだが•••苦笑。

しかし、私がかつてインタビューし、雑誌記事としてまとめた「Ancient futures」の著者であるHelena•Norberg •Hodgeの考えを理論的根拠にした論文。

40年来の親友の鎌田陽司君が「Ancient futures」の翻訳をしたことも不思議なご縁。彼は、それを「懐かしい未来」と温かなイメージ膨らむ素敵な日本語で表現。私は、その言葉を選んだ彼の秀逸なる知性と感性を誇らしく思っている。

「懐かしい未来」は、日本語版が出版後、様々な出版物などに引用され、あの坂本龍一氏も同名の曲をプロデュースし、ある経済フォーラムのタイトルにもなった。(細やかながらTAO塾のクッキングクラスも「懐かしい未来食料理教室と呼称☺️)

彼女は大学での研究にとどまらず、ローカライゼーションの先進地である英国のトットネスでフィールドワークをし、ブリストルで開催されたカンファレンスにも参加して、その分野の世界最先端の研究や実践活動をしている人や情報に触れるチャンスを得た。

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その会議には、TAO塾に何度も来てもらっている日本のローカライゼーションのオピニオンリーダーである文化人類学者の辻信一さんもプレゼンターとして参加。そこで国際ジャーナリストの堤未果氏、国会議員の川田龍平氏らとも交流できたことも、彼女がこの問題をより広く深くホリスティックな目で観る視野と視点と視座を与えてくれたように思う。

熊本での調査研究においては、「くまもと未来ネット」の井上智さんと熊大の宮瀬美津子先生にも大変お世話になった。
そして、彼女をこよなく愛す父親である我が親友にも感謝!

⚫︎ https://taojuku.xyz/誰も皆、消費者でなく、芸術家たる感受をなせ!/

私もかつて、明治学院大学で、鎌田陽司君と辻信一さんの紹介でお話しさせてもらったイギリス•トットネスにあるシューマッハーカレッジの創設者である哲学者のSatish Kumar氏。

彼女が彼の言葉を引用して、「現状について罪や不安があると思いながら取り組むのではなく、愛を持ってやることこそが、持続可能社会を導く」という言葉で、研究論文を締めたことに、胸が熱くなり、心から感動!

時には中々しんどい伴走だったが良い経験になった。感謝!さて、そろそろ自分の論文も書かねば•••苦笑😆

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