【今回の食の構造的暴力の教材は映画パンフレット】
熊本TAO塾のお料理教室。雨の影響で広島や鹿児島から学びに来られている生徒さん他がお休み。
しかしながら、今回はアメリカの大学で環境学を専攻している学生さんや、医学部に通う医学生さんが参加し、平均年齢を下げてくれ(笑)、今回も和気藹々とした雰囲気でクッキング♪
これまでの発酵食料理、豆&雑穀料理に続いて、今回は懐かしい未来食研究家の天野朋子さんによる砂糖、乳製品、卵を用いずに作るアトピーやアレルギーのある子でも楽しめるナチュラルスィーツの講座。
今回は、健康•美容あるいは地球環境にも大きな影響を与える現代の食のあり方に加え、世界のグローバル政治経済との関係を、私も修士論文でテーマにした「食の構造的暴力」の観点からレクチャーさせてもらった。
教材は、チェコの女性映画監督が作った「シュガーブルース」。ジャーナリストのウィリアム•ダブティの「西洋の政治史に砂糖ほど深い影響を与えた産物はない」という言葉や、歴史家のノウエル•ディアの「奴隷貿易のアフリカ人犠牲者は二千万人にのぼり、その3分の2は砂糖が罪を負うべき」という言葉を紹介し、この映画パンフレットに書かせてもらった私の映画解説を参考資料に差し上げた。
#シュガーブルース #映画 #砂糖 #映画