TAO的パラドックス思考

健康と平和の礎〜「正しさ」を握りしめないこと

人は、時折、自分の「正しさ」を絶対化して、相手を裁き、押し付け、相手を変えようとしてしまうことがある。

ある時には「怒り」を伴った言葉、暴力、無視といった形で

しかし、自分と同様、相手には相手なりの「正しさ」と言い分がある。100人いれば、100通りの「正しさ」があると思った方がいい。

その相手にとっては、そう主張したくなるだけの根拠が、少なくともその相手の中にはあると思って、自分の「正しさ」のものさしを一旦、傍に置き、己を虚しくして、相手の根拠に身を置いてみる。

人は、ひとたび、己の「正義」に取り憑かれてしまうと、それに反するものは全て「悪」に見え始める世界に陥いる。そして「遊び」のない独善排他的な硬直した心になってしまう。

自らが培う「正義」に自分が背いた際には、自分自身を裁き、自分を許せない感情で自己否定し、自らを傷つけていく。

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