TAO的パラドックス思考

焚き火を囲んで満月リトリート〜モノからコトへ

リトリートセミナー2日目。深夜まで焚き火を囲む。

トーニングスティックが私の番に回ってきた時、かつて山尾三省が暮らした屋久島の住まいと武者小路実篤が生きた宮崎の「新しき村」の住まいを訪ねたときの話をした。

どちらとも、すでに彼らが他界したあとだったが、彼らの書斎の机に座った時、まるで生きていたときのような漂う風を感じた。

そんな話をシェアしながら、あのロボット犬アイボを創ったSONYの土井利忠(天外伺朗)さんがTAO塾に来られた時のことを思い出した。

理論物理学者のデビッド・ボームの話になり、彼が、物理学の世界観は、従来の単独で存在する「モノ」から、関係性のネットワークで存在する「コト」へと変化してきた経緯について説明され、暗在系(あの世)と明在系(この世)の関係性について熱く語られる夜になった。

「大昔の心にかえり火を焚きなさい•••背後から 夜がお前をすっぽりつつんでいる 夜がすっぽりとお前をつつんだ時こそ不思議の時 火が永遠の物語を始める時なのだ」(三省)

「自分は一個の人間でありたい。誰にも利用されない誰にも頭を下げない一個の人間でありたい。他人を利用したり他人をいびつにしたりしない。そのかわり自分もいびつにされない一個の人間でありたい。」(実篤)

#山尾三省 #武者小路実篤 #天外伺郎 #ボーム #あの世