明日に迫った多世代交流地域食堂「和やか食堂」の準備。農家の方々からの無農薬野菜の回収、料理班の方々との打ち合わせ、ひとり親家庭支援物資の整理、会場準備。
昨日は、それに加えて、留学前の次男のアパート撤去作業、散髪、「マクロビオティックジャーナル」誌の原稿締め切り。親戚の叔母の入院見舞い、従兄弟の還暦お祝い•••と重なり、慌ただしい一日。
夕方、長い1日を癒すべく温泉近くの新居へ向かう。
墓掃除を終えた母と一緒に、石鹸とタオルを持って温泉へ歩く。川のせせらぎと鈴虫の音色が耳に入り出し、一転、スローな時間が流れ始める。
そして、ゆったりと湯船に浸かる至福の瞬間♨️
「今度、同級生の仲良しグループと、ここで一緒に温泉入浴と会食おしゃべりを愉しもうと思う」
外へ外へと社会の方にばかり目がいって、足元の母には親孝行の一つもできていない私の人生だが、こうして母が喜ぶ姿を見れるのは本当に嬉しい。
いつかしら僕よりも 母は小さくなった•••
知らぬまに白い手は とても小さくなった•••
かみしめる様なささやかな 僕の母の人生•••♫
さだまさしの”無縁坂”のせつないメロディが脳裏に流れる。
明日の、池末先生のコンサート会食にも友人や親戚を連れて参加するという。
数年前、コラボ講演をさせて頂いた両腕を失った詩画家•大野勝彦先生の「母の喜びは何よりに増しての私の喜び」という言葉を思い出した。
ライヤーは古く古代メソポタミアや古代エジプトから伝わる竪琴。一音・一音、細い弦から紡ぎ出される音色に耳を傾けると、深い透明なひびきが静かに身体に浸透してくる。母にもそんな味わいをしてもらいたい。
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