四日前、同級生の親友と、ちょうど電話で話している時に、突然その電話が切れた。その後、彼から「親父が死んだ」との連絡をもらう。
その後、同級生達にメールで通夜、葬式の日時と場所を伝え、翌朝、彼の自宅を訪ねた。作家の邱永漢氏の甥と結婚した妹さんとも久し振りの再会。
通夜、葬式、そして自宅への弔問客の対応や様々な手続き等が一通り済んだということで、ゆっくり会うことに。
20年以上、老健と病院の入退院を繰り返しているとは聞いていたが、脳幹梗塞が原因で話はできず、話はキーボードを介してのやりとりだったという。
そして、親父さんが農林業や食堂経営の合間に地元相撲で活躍されたこと、その武勇伝から苦労話まで色々聞かせてもらうことに。
機械系に詳しいその親友には、日頃から色んなことを助けてもらったり、マジな話から馬鹿話まで色々するが、親父さんのことをゆっくり聞かせてもらうのは初めて。
俺のこんなところ、あんなところは父親譲りだと、時に苦虫を噛んだり、時に満更でもない表情を浮かべたり。
ちょうど、息子が帰省していて、彼との話に、自分と親、自分と子どもの関係について色々考えさせられた。
60歳にもなれば、アドラーのいうところの、親の持つ価値観の影響=「家族価値」への服従と反抗、尊敬と超克を冷静に俯瞰して観ることはできるが、染み付いたその呪縛は根深い。
親と子の関係は「自分との関係」のラスボス!
誰かがこんなことを言っていた。
親は子に「お前のことが心配なんだ」という言葉を言ってはならない。心配してるって事は信用していないという証拠。
一方、似ているけれど子供に自信を持たせる言葉〜それは
「お前のことを信頼してるよ」•••だということ。
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