父の25周忌を迎える前に、母と一緒に墓参り。
その後、この怒涛の4ヶ月の間用意してきた場所へ案内。
母が喜ぶものは何か、この10年間ずっと考えてきた末に辿り着いた結論。
温泉旅行に連れていくよりも、母が兄弟や親戚や孫や友人達を、温泉に連れて行き、その後、お茶やご飯を振るまえる場所をプレゼントした方がきっと喜ぶに違いないと確信。
しかし、温泉に1分で歩いていける古い民家を手に入れたはいいが、雨漏り他かなり傷んだ家で、中の不用品は超大量！修繕と断捨離の猛烈な4ヶ月だった。
果たして、このサプライズを母が喜んでくれるかどうか、ドキドキだったが「わぁ、嬉しい。今度の同級生との会食はここでしたい！」と喜ぶ声が聞けて涙が出るほど嬉しかった。
心配性の母に、4ヶ月もの間、秘密裏に進めていたリフォーム計画。
建築士のアニキ、悪友の同級生はじめ、家を譲って頂いた方、リフォーム業者さん、近所の大工さん、佐官さん、後輩の建具屋、従兄弟の電気水道屋、助っ人に来てくれた数々の友人達にも、母にはくれぐれも内緒にと協力してもらった。
何せ、母の耳に入れば、大反対したに違いない。
しかし、よかった。母が思った以上に喜んでくれて！
還暦を過ぎて、ようやく、ささやかな親孝行の真似事という、なんともスローな私の人生。
時代の先取りか逆行か？人生の大半がお金にならぬ仕事。思い立ったら全力投球してしまう僕ら兄妹の性分を母は嘆くがしょうがない。妹は福祉に私は教育に邁進する人生となった。
自己犠牲を余儀なくされた貧しい家庭環境に生まれ育ち、苦労の多かった母は、純粋なインナーチャイルドが抑圧された人生を歩んだが、私の場合、天真爛漫にして、己の内なる子供心を爆発させる延長に、人を喜ばせていた祖母と父が同時に存在してくれていた。天国にいる二人に手を合わせる！
しかしそれは対立相補！give&give&giveに社交的に生きた彼らを支え、清貧に財布の紐を締めていたのは母その人なり！
私の財布はついにカラッポになってしまったけれど、きっと、次のステージが待っていると信じよう☺️ははは！
ケセラセラ〜なるようになる！明日の事などわからない♪
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