TAO的パラドックス思考

生徒一人一人、煎餅一枚一枚、梅干一個一個に心を込める

TAO retreat & cafeに思いがけないカップルが来店された。

中学時代の2級先輩になるAさん。風の噂で、最近、随分年下の若い女性と結婚されたとは聞いていたが、まさか2人で一緒にランチに来てくれるとは!

しばし、馴れ初めから結婚に至るまでのラブストーリーを聞かせてもらう💕ところが、彼女の小国町移住に繋がる出身高校の話になったところで、びっくり!

2011年、三重県伊賀市に住む学生時代の親友•鎌田陽司君宅を訪ねた時に、彼の紹介でお会いした愛農学園農業高校の元校長先生夫妻から、近くTAO塾を訪ねたいと連絡があり、3日前にメールでやりとりをしていた。

愛農高校は、「神を愛し、人を愛し、土を愛する」という独自の教育方針を持つキリスト教系高校なのだが、Aさんもまた愛農学園の姉妹校出身とのこと。

そういえば、私が食育に取り組む保育園ということで取材したモンテソーリ系の保育園で、インタビューさせてもらった調理師さんが前述のA先輩のお姉様だった時もビックリしたが、これもまた何かの縁なのかもしれない。

愛農の校長先生の奥様のお父様は、熊本有機農業研究会の創始者のお一人•高丸光行さんであることを聞き、私も、梁瀬義亮さんの「生命の医と生命の農を求めて」や菊池養生園の竹熊宜孝先生の「土からの医療」などに感化されて、東洋医学や有機農業に興味を持ったことをメールした。

縁は異なもの味なもの!

結婚された先輩夫妻にささやかなお祝いに、TAO塾で手焼きしたオーガニック玄米ポンセンをプレゼント💕

1992年、愛農の姉妹校である山形県の「小国町」にあるキリスト教独立学園で、100歳まで現役で書道の先生としてご活躍された、桝本うめ子先生のドキュメンタリー番組「うめ子先生 100歳の高校教師」が放送され大きな話題になった。

その数年前、信州諏訪の学育塾で働いていた私は、塾長の堀田俊夫先生と共通する教科学習の背景にある人生哲学と一人ひとりへの丁寧な寺子屋的教育に感動した。

うめ子先生は、聖書や内村鑑三の本の一節や八木重吉のような詩人の言葉を半紙に書いて、教壇に立たず、一人ひとりに別々のお手本を配り、彼らの机を回って書道を教えていた。

同じ地名の「小国町」つながり•••

私も、うめ子先生や堀田先生の爪の垢を煎じて飲み、生徒達一人一人に、そしてお煎餅一枚一枚、梅干し一つ一つに心を込められる人に少しでも近づきたい。

「草にすわる」
わたしのまちがいだった
わたしの まちがいだった
こうして草にすわれば それがわかる(八木重吉)

もうすぐおわかれのときよ
あら、かねの音がきこえるわ。
みんな みんな みんな みんな
よし よし よし よし ばば百さい (うめ子先生最後の詩)

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