今年で7年目のTAO塾の「地獄で作る天国味噌」合宿セミナー。2泊3日の濃い時間が思い出される。
岳の湯の地獄蒸気、押戸石のご来光、タデ原湿原のボードウォーク、山頂露天風呂の夕焼け、立岩水源のフットパス、TAO食育菜園での採蜜、皆で囲んだ焚き火、テラスでの味噌作り、セミナー室での語り合い、そしてメインルームでの会食•••
TAO塾では、15年程前から菊芋の乾燥に地熱を活用していたが、10年前、地熱蒸気にヒ素成分がなく食品加工にも利用できると判明したことから、味噌を作る際に一晩大豆を蒸すのを「地獄」でするようになった。
しかしながら、日本人の主食である「米」もおふくろの味の象徴である「味噌」も、消費量は年々減少の一路を辿っている。
お米の国民一人当たりの年間消費量は、私が生まれた1962年の118.3kgをピークに減少し、2020年には56.5kgと半分以下になり、味噌の国民一人あたりの年間消費量も、戦前は10kgを超えていたのが、2020年には約4kgとこれまた半分以下に減少!
肥後の国のシンボル熊本城を築いた加藤清正、そして戦国の三英傑と呼ばれる織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ら尾張・三河出身の彼らのソウルフードは味噌だった。
強靭な心身を持った彼らを支えた食は、日本食の基本である米と味噌。つまり米と大豆の「コメとマメ」のバランスこそ絶妙のコンビネーションだったのだ。
ミクロ視点の近代栄養学的にも、米はリジンというアミノ酸が少なく、大豆にはリジンが多く、大豆にはメチオニンというアミノ酸が少なく、米にはメチオニンが多いといったように、米と大豆を組み合わせて食べると、アミノ酸のバランスからみてもお互い足りないところを補ってくれることになる。
日本人よ!米と味噌を食べませう♫
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