TAO的パラドックス思考

小国郷〜小さな町は教育も循環する

朝9時 TAO塾OBの役場職員来塾。1994年11月1日TAO塾創立の初授業に参加した生徒達の1人。今や、40厄入、役場中堅の係長。ホッケー部でインターハイ3位。大学受験で東京まで同行し、入学後は一緒に東京で飲んだ日が懐かしい。子ども食堂担当で誠実な対応をしてもらう。

朝10時、これまたTAO塾卒業生来塾。阿蘇テレワークセンターで働くエンジニア。福岡の情報系専門学校、東京のIT会社で腕を磨き、優秀な技術者に。今や最新スマホアプリから防犯カメラ導入までお世話になる。なんといってもメールの即レスとトラブル対応のスピードが素晴らしい。

朝11時、教育委員会の担当教員が来塾。お久しぶりと言われビックリ。なんと長男の元担任で校長を最後に退職。私と同い年で、長男の結婚を祝ってくれる。担当職員と3人で町営塾議論。今年も教科学習の他、外国人講師の世界人講座や自己実現した小国中OBの社会人講座を企画することに。

昼1時、南小国役場に用事で行くと窓口で担当職員から「先生!」と呼ばれビックリ。なんと小学校卒業以来の20年ぶりの再会。余りのベッピンさんぶりに暫く分からないくらい。大学→結婚→就職の歩みを聞かせてもらい、役場の事務手続きもテキパキと処理していく成長した姿に感動!

昼2時、肥後銀行で卒業生の親と歓談しているところに、「おい、久しぶり!」と老人に声かけられる。マスクを取り素顔を見せられびっくり。小学校時代の担任の先生。卓球の面白みを教えてもらった卓球の恩師でもある。鏡ヶ池の鏡の再生をしているから自宅においでと誘われる•••。

昼4時、TAO塾の卒業生の子どもを町営塾で担当。2代に渡って教育に携わると、家風さえ伝わる。なんと、我が家にホームステイに来た外国人が道に迷っているのを助けて、家まで案内してくれていたことが判明。私の教育の原点「二十四の瞳」の親子のそっくりシーンが思い出された。

なんとまぁ、不思議な1日の流れ。
いやはや、小さな町はいいもんだ。

教え子にも、恩師にも出会える。そして、今や、教え子に大いに助けられ、恩師にささやかなご恩返しのサポートが出来る。こういう循環もまた、「懐かしい未来」の風景なのかと思う1日となった。

#懐かしい未来 #小国寡民 #二十四の瞳 #小国郷