TAO的パラドックス思考

小国郷の未来に光を照らす若き2人に乾杯!

TAO塾卒業生のS君、今春、彼が立ち上げた会社のイベントチラシをもって来塾。

様々な話をする中、彼の歩みを振り返る。

中学時代、勉強も良く頑張り常にトップクラス、スポーツも陸上競技で大活躍、さらにイケメンに加えて、人柄も良い!

我が家に泊まっての勉強合宿でも後輩への面倒見が素晴らしかった。文武両道優秀にして、優しく、人付き合いも良し!

しかし、長年、教育に関わっていると、ちょっと揃い過ぎかなぁと逆に心配になるときがある•••

私の師匠である学育塾の堀田俊夫先生も、教え子が千人を越えると、生徒の隠された未知なる可能性がボンヤリと観えてくることがあると常々言われていたが、私もまさしく千人を超えたくらいから不思議な直感を持つようになってきた。

案の定、中学卒業後、熊本電波高専に進んだものの、中退して予備校に通い、東京都立大の法学部へ。工学部にしか進路がない高専からの”文転”。(高専に進んだ教え子8人のうち3人中退。中学時代の数学の成績以外の所での見極めが必要)

10年程前、南小国のイベントで偶然再会。
「東京行った後、どうだった?」と聞くと、「面白いバイトにハマって大学8年行きました」と彼!

将来を期待した親父さんはさぞかし心配しただろうと思ったが、私はそれを聞いてエラク嬉しくなった!彼の人間としての”殻破り”がきっとあったのだろうと即座に思った。

「それで今は?」
「故郷に帰り南小国の役場に就職することにしました!」

故郷に帰ったのはいいが、彼の可能性にしては公務員はちともったいないなぁと、その時も直感•••

ところが、最近、役場を辞めたと聞いて一度話を聞かなきゃなぁと思っていたところに、夫婦で地域作りの会社を立ち上げたと聞いてこれまたビックリ!

彼が見そめたパートナーは、青年協力隊でブータンに赴任した経験したこともある知性、感性共に極めてイケてる女性。
南小国や熊本国際交流会館の「GNP(国民総生産)からGNH(国民総幸福量)へ」のブータンイベントで私もご一緒した。

沈思黙考、冷静なる彼と卓抜なる実行力を持つ彼女!
この2人の今後はきっと南北小国郷の将来に大きな光を与えるものとなるだろう!

小国で自然食品店を経営し、チェルノブイリ原発事故写真展を開催した彼のお母さんは若くして逝去されたが、きっと天国から温かい眼差しで彼らの行く末を見つめてくれている❣️

#ブータン #GNH #パートナーシップ #男女の陰陽